どんなに素敵なテントでも、メリットとデメリットというのは必ずあります。
それは人によっても感じ方は様々。
別にどうってことがないという人もいれば、我慢できないという人もいて、これは個人差の有るところなのかなぁと。
ここではテンマクデザイン【サーカス720DX】を15ヶ月で14回使用した私達が感じた、良い点と悪い点を紹介したいと思います。
サーカス720DXの良い点
そのデザインに魅了されて購入したサーカス720DX、使ってみて感じた良い点をいくつか挙げてみます。
設営がとても楽
テントというよりはタープを張る感覚に似ており、大型テントであるにも関わらず設営は楽な部類です。
6本のペグだけで自立するというのもいいですね。
撤収も非常に楽
設営が楽 = 撤収も楽、でしょうか。
さらにサーカス720DXの幕は左右対称な為、たたみやすいという利点もあります。
ほひょ
タープとテントの両方の機能を備えている
クロスポール上部にガイロープを這わせてペグダウンしてしまえば、サーカス720DXの両脇を完全にオープンにすることも可能。
必要に応じて色んな形に出来るのが魅力ですね。
インナーテントが広くて快適
正方形のインナーテントは4人用で広いです。
オススメは3人でゆったり寝ることですね。
さらにインナーテント内にはこのような小物入れもあり、ヘッドライトなどを入れていくには大変便利です。
キャンプ場でカブらない
スノーピークとコールマンばかりだった新潟でも、最近ではサーカスTCを本当に良く見るようになりました。
しかしこのサーカス720DXはついに一度もサイトでカブることはありませんでした。
嫁
サーカス720DXの悪い点
もちろん良い点ばかりではありません。
構造上仕方のないものもありますが、一番大変だったのは…跳ね上げかな。
24キロの重さは伊達じゃない
サーカス720DXは幕とポールを合わせた総重量が24キロとかなりの重さ。
嫁
腰や首をやられてしまう恐れがあるので、幕とポールは別々に持ち運びしましょう。
天井にランタンを引っ掛けられない
残念ながらサーカス720DXの天井には、ランタン等を掛ける事の出来るフックが標準装備されておりません。
そこでこのようにインナーテントを吊るす左右のフックにガイロープを通し…
このように照明を吊るすしかないのです。
ここらへんはタープと同じですが有っても良かったんじゃないかな~。
インナーテントのグランドシートがない
さすがにグランドシートなしでは汚れが付くしキツいです。
標準装備でないのは残念ですが仕方ありません、自分たちで用意しましょう。
跳ね上げが結構大変
これはサイドフラップが付いた状態で跳ね上げた写真です。
そしてインナーテントもありますけども、実はこのインナーテントが跳ね上げ時に非常に邪魔な存在となるのです。
このサイドフラップは必要なければ…
こうしてファスナーを上げてクルクルッと巻けばよいのです。
ところがこのファスナーを上げる作業は幕を跳ね上げる際にも必要で、さらに跳ね上げたらまたファスナーを下げるという作業をしなければならないのです。
しかもインナーテントがあると大変です。
構造上致し方ないことではありますが、インナーを開けて靴を脱いで中に入り、幕本体のファスナーを開けるという作業はさすがに不便と感じました。
嫁
最後に:総合的に見ればサーカス720DXは素晴らしいテント
キャンプに行く人の大半はテントとタープを持っていくと思います。
このサーカス720DXはそのテントとタープの両方の機能を兼ね備えたものですから、これ1つで済むというのはとても便利です。
もちろん不便な点もありますが、それよりも良い点のほうが十分勝ってます。
ほひょ