キャンプを始めたころは「薪割りはワイルドっす♪」なんて喜んでいた輩も、キャンプに慣れてくると次第に薪割りが億劫になりだすもの(特に私)。
でも焚き火はガッツリしたいという、そんなキャンパーに絶大なる支持を得ている素敵なアイテムを購入しました。
その名も…
薪割りの友「キンドリングクラッカー」です。
「もっと早くに買っておけば…」と別の意味で後悔してしまった久々の良品でした。
そのキンドリングクラッカーの使用レビューと、購入そして使用にあたっての注意点をまとめました。
結論:パッカンパッカン割れるキンクラは買って損なし!
もうキンドリングクラッカー(愛称キンクラ)で笑っちゃうくらいにパッカンパカン割れました。
今までのあの苦労は一体何だったのだろうと。
割り方にテクニックも何もありません。
左手で薪を持ち、写真のようにキンクラの刃に軽く食い込む程度に右手でハンマーを軽く叩いたら…
後は単にハンマーを叩くだけ。
斧のように思いっきり叩き割る必要もなく、上からえいやーと軽くハンマーをふりかざすだけ。
堅い広葉樹でも面白いように割れます。
ただ…
いくらキンドリングクラッカーとはいえ節の部分は割ることが出来ませんでした。
まぁこれは仕方ありません。
子供でも安全な薪割りが可能なのが素晴らしい
薪割りをしたいのは子供とて同じこと。
キンクラの良い点として、子供にとっては若干危険だった薪割りも安心して行えるところかな。
円状の安全リングの中には絶対に手を入れない、ということを守らせましょう。
この安全リングによって、振りかざしたハンマーがキンクラの刃に当たることもありません。
2つあるサイズどちらを買う?
キンドリングクラッカーは写真右側の普通サイズで十分です。
…もう1つのキングサイズを買ったわけでもないのに偉そうな事を言ってるようですが、
種類 | 重さ | 大きさ |
普通 | 4.8kg | 直径19×高さ31cm |
キング | 9.5kg | 直径26×高さ43cm |
普通サイズでもそこそこの重さなのにキングなんてその2倍ですから。
ほひょ
ハンマーは何を選べばよい?
ファイヤーサイドにはファイヤーサイドを。
キンクラ用ハンマー「ファイヤーサイドストライカー」を購入しましょう。
で、そこで悩むのは600、800、1000gの3種類ある重さのうちどれを選べばよいのか、ですが…
一番重い1000gがベスト。
愛用しているスノーピーク製ペグ用ハンマーでも確かに薪割り可能でした。
が、重さ650g程度のスノーピーク製ハンマーだと「もう少し重いほうが良いな」と感じましたから。
それに1000gのストライカーを用いて11歳の娘も両手で普通に割ってましたので問題ないかと。
娘
ケースは買った方が良い?
キンドリングクラッカー用のケースは…うーんどうだろう。
私は送られてきた時のケースをそのまま使ってます(;^ω^)
引用元:風街道具店
それが嫌ならC&C.P.H EQUIPEMENTのケースがオススメかな。
落ち着いた色で良さげですよね。
…ぶっちゃけケースはなくても問題ないかと思います。
キンドリングクラッカー注意点
キンドリングクラッカーで気になった点をいくつか。
固定台は特に必要なし
取説では「キンドリングクラッカーを直径25cm以上の固定台に取付けることを推奨する」とありました。
が、私個人的な意見としてはキャンプの薪割り程度には必要ないと判断します。
- 固定台がなくとも楽に割れる。
- 固定用のボルトも別途用意するのが面倒。
- ただえさえ重いのにこれ以上重くしたくない。
地面に置いて薪割りして何ら問題ありませんし、固定用穴にペグを打ち込むことも特にないです。
錆びるので水分は拭き取ろう
キンクラの材質は「ダクタイル鋳鉄」。
…何それ?と思うかもですがとりあえず錆びるものだと思っておけば良いです。
娘
手袋をはめましょう
薪を持つ左手だけでも怪我防止の為にはめておくことをオススメします。
特にお子さんに薪割りをさせる際は薪のささくれでえらい目にあう可能性もあるので手袋必須です。
最後に:薪割りが劇的に楽になる
焚火の焚き付け用に薪を割る作業が面倒と感じていた人にとって、このキンドリングクラッカーで薪割りが「楽」に変わります。
子供に薪割りをさせることに否定的だった人もこれならば安心です。
むしろ子供のほうからやりたいと言ってくるくらいで、子供同士取り合いになるという話も。
数あるキャンプギアの中でもこのキンドリングクラッカーは最も買って良かったものの1つとなりました。
ほひょ