60歳のベテランキャンパーに私の悩みをこのように伝えたところ、「そりゃ大変だね~」という言葉が返ってくるかと思いきや…
とサラッと言われてしまいました。
もちろん今と昔とではキャンプもだいぶ変わってきているので、彼の言うことの100%が正しいとは言い切れません。
ですが結構心にグサグサッと刺さる言葉がいくつかあったのです。
ベテランキャンパー「キャンプでは子供に全部をやらせた」
子供が小せぇ時、山や海によっぱらキャンプに連れて行った。
テントを張るのも全部やらせて、火おこしもなんでもやらせた。
キャンプ場に到着するとまずはテントの設営から始めますが、その時に子供にも手伝ってもらっているファミリーキャンパーはどれくらいいるでしょう?
やらせれば出来る年齢のお子さんがいても、手伝いはさせずにサイトで遊ばせているという方も少なからずいると思います。
実際私達も娘には手伝いを無理強いはさせていませんでした。
ほひょ
ところがこれがそもそもの間違いだったのでは?と、彼の話を聞いているうちに感じ始めてきたのです。
親が料理を全部作る「これではいつもと同じ、外食と同じ」
ベテランキャンパーの私に対する追求は止まりませんでした(汗)。
めっこになって失敗したら次はもっと上手にしようってなってどんどん上達していく。
自分で実際に料理をすればいつも飯を作ってくれてる親のありがたみがわかるし。
え?キャンプに行っても子供に作らせない?
テントも親が設営して料理も親が作るんだば家に居るのと何にも変わんねぇ。
ただ場所が変わっただけらねっか。外食してるのとおんなじ。
年間キャンプに20泊以上行ってキャンプに慣れていると思っていた私が赤面してしまうくらいに、彼の言葉は衝撃的でした。
キャンプに行っても娘から聞こえてくるのは日常生活の自宅でいつも聞くお決まりの言葉。
みんなでご飯を一緒に作る楽しみを、知らず知らずのうちに私達は娘から奪っていたのですね。
これが娘と一緒に御飯を作っていれば…
失敗した時でも「…まぁ、食べれないことはないよね」って失敗自体を楽しんだり、
「一緒に作ると本当に美味しいね!今度は1人でもキャンプでお料理出来るかなぁ?」なんて褒めてみたり。
ほひょ
昨今のキャンプを見て「こんなのキャンプじゃない」
そう言われたので私が1枚のあるキャンプの写真を見せました。
電源コードを這わせているこの写真を見せ、最近は電源サイトが多くこれでテント内に電気カーペットを使っていることを告げると…
さっきから話を聞いてるけどそりゃ子供がキャンプに飽きるのもわかるわ。
子供がキャンプに飽きたのはあんたら親の責任だな。
正直彼の言葉がグサリと心に刺さりました(汗)。
もちろん私は電源サイトを全否定しておりません。我が家はこれからも電気カーペット使います。
娘がキャンプに行きたくないって言い始めてから、私達は変に娘に気を使うようになったのかもしれません。
キャンプに来て娘がほとんど手伝わなくなっても、私達夫婦はテントの設営自体も楽しいのでそれほど苦にはならなかったというのもありました。
むしろペグ打ち等を娘にさせると準備が遅くなるし、「まぁいっか」みたいに諦めていたんですね。
そしていつしか、娘をキャンプでおもてなすみたいな雰囲気になっていたのかもしれません。
ほひょ
最後に:多少準備が遅くなろうが関係なし!子供に何でもやらせよう
キャンプの楽しさって様々ですが、子供にも大人にも共通して言えるのは、
ということですよね。
焚き火1つでも、
- 薪を斧で割る体験
- 火おこしする体験
- 焚火で料理をする体験
どれをとっても非日常体験で子供にしてみれば楽しいはずで、キャンプって非日常体験が本当に手軽に出来ちゃう素晴らしいものなんですよね。
設営や作業が多少遅くなるのは全然問題なし!
キャンプの全ての作業に子供を参加させ、子供にキャンプの素晴らしさをどんどん体験させましょう!
嫁
…そ、そうすればいつかは子どもたちが何も言わなくてもテキパキとテントの設営出来るようになり、準備がとても楽になるかも?