- テント内ではいつもダウンジャケットを脱ぎっぱなし。
- かといって使う度にたたむのも面倒…。
家族でキャンプに行けばその人数分の防寒着が必要ですが、置き場に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
そこでもしテント内に自宅で使うようなハンガーラックがあれば…便利ですよね!
そんなわけで最小限のパーツでしかも持ち運びがコンパクトになるようなハンガースタンドを、ホームセンターで作ってもらいました。
ほひょ
ハンガースタンドってどんなもの?
これをイメージしていただければわかりやすいと思います。
実は一般に市場に出回っているハンガースタンドの多くは高さが150cm以上もあり、テント内で使うには大きすぎるのです。
もちろん腕に自信のある人ならこれを購入し、スタンドを短く切って使うというという手もあります。
ですが今回は全てホームセンターで最小限のパーツを用意・加工してみました。
ハンガースタンドの材料をホームセンターで準備しよう
ハンガースタンドのパーツはガイロープと自在金具も含めて全部で10個。
丸棒その1 | 直径20×長さ910mm |
丸棒その2 | 直径15×長さ870mm |
スタンド足×4 | 19×38×長さ1200mm |
ガイロープ×2 | 1000mm程度 |
自在金具×2 | エリッゼを使用 |
直径20mmの丸棒は910mmの長さで売っており、長さもハンガースタンドにちょうどよかったのでそのまま採用。
またもう一本の丸棒は40mm短くしましたが910mmのままでも使えます。
スタンドの足は防寒具の高さを考慮し1200mmに決定。
先端部分から40mmのところに直径20mmの穴を開けてもらい…
反対側も先端部分から40mmのところに直径15mmの穴を開け、さらに角を丸くしてもらいました。
これでテント内のカーペット等を傷つけることもないでしょう。
そしてガイロープはデザインがオシャレなスノーピーク製を使用。
もちろん安く済ませたければ紐は何でもよいと思います。
なお自在金具は村の鍛冶屋のエリッゼが自宅にあったのでこれを用いました。
ハンガースタンドを組み立てる
まずはスタンド足2本にガイロープを結びつけます。
これはもやい結びでOKです。
なおこれは今後ほどくことはありません。
スタンドの足をもやい結びで固定したらその反対側に自在金具を取り付けます。
そして先端を結んで自在から取れないようにすれば完了です。
これでスタンド足の準備は整いました。
スタンドの足をこのように丸棒の両端に2本ずつ通します。
なおガイロープがついたスタンド足が外側にくるようにしてください。
内側のスタンドの足に丸棒を通す前に、丸棒を2本のガイロープに通します。
両方ともこのような形になればOKです。
あとはガイロープに取り付けた自在金具でスタンドの幅を調整しましょう。
このスタイルであれば平らでないサイトにおいても、ガイロープの長さの微調整でぐらつくこともありません。
ハンガースタンド制作にかかる費用は?
それでは気になるハンガースタンド制作費用です。
丸棒(20Φ) | 328円×1 |
丸棒(15Φ) | 218円×1 |
角材19×38×3000mm | 528円×2 |
穴あけ加工 | 100円×8 |
切断 | 50円×3 |
R加工 | 100円×4 |
合計 | 2,952円 |
約3,000円で制作することが出来ました。
その半分が穴あけや切断といったホームセンターの加工費用になるわけですね。
ここにはガイロープと自在金具の金額は含まれておりません。
なお自在金具がなくても、このように自在結びで十分対応可能です。
自在金具があったほうが便利ですが、一円でも安く済ませたいというのであればこれもいいかもしれませんね。
ハンガースタンドでテント内がスッキリになる
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その反対にむしろ幕内がスッキリします。
またハンガースタンドのメリットは上着をハンガーに掛けられるということだけではありません。
- タオルもハンガーに掛けて干せる
- 女性のカバンも掛けられる
- スタンド下に衣類カバンも置ける
お風呂やシャワーで濡れたタオル、椅子やガイロープに掛けていた人も多かったのではないでしょうか?
こうすることでテント内の限られたスペースを有効活用することが出来るのは素晴らしいですね。
それからハンガースタンドのパーツは最小限にしましたので、分解してこんな感じにまとめれば車載にもそれほど影響はありません。
衣類やカバンを掛ける程度なので、耐荷重はそれほど気にする必要もないのがいいですね。
テント内に泊まる人数が多ければ多いほど、このハンガースタンドのメリットを感じることでしょう。
嫁
テント内の衣類などの整理で困っているならば、ハンガースタンドはとっても便利ですよ♪