彌彦神社を訪れる参拝客は数多くあれど、境内の隅々まで見学される人は非常に稀でしょう。
みたいなところもありますものね…
でもね、やっぱりそれじゃあもったいない気がするんです。
ここでは皆さんにことごとくスルーされる彌彦神社の隠れた魅力に迫りたいと思います。
2007年6月27日
新潟県弥彦村
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境内社「十柱神社は国重要文化財」
随神門手前で右に曲がりこの鳥居を抜けると…
5つの摂社と3つの末社があります。
- 摂社・末社は境内にある小さな社のこと。
- 比較的規模の大きいものを摂社とする場合もありますが明確な区別はありません。
- ざっくり境内社としてもいいでしょう。
中でも是非見ておきたい神社のみ紹介します。
こちらは3つある末社のうち是非見ておきたい十柱神社。
ほひょ
明治45年3月の大火をも免れた茅葺の神社で、国の重要文化財となっています。
それから武呉神社の木の彫刻も見どころの1つです。
彌彦神社の宝物殿には多くの刀が展示されている
一の鳥居から表参道を真っ直ぐ行くと見えてきます。
- 一階には現代美術の作品
- 二階には上杉輝虎の祈願文や大太刀など
が展示されおりまして、拝観料は300円です。
展示される刀はこれだけではなくまだまだあります。
ほひょ
それから歴代の天皇の肖像画も展示されてました。
天照大神から始まり、初代神武天皇そして…
最後に124代昭和天皇まで展示されておりました。
彌彦神社境内その他見どころ
もちろん彌彦神社の見どころはこれだけではありません。
明治天皇行在所跡
一の鳥居手前にあるものでこれはあんざいしょと読みます。
日本に2つしかない石油蒸留釜
この赤い物体です。
日本では2基しか現存していない大変貴重な石油蒸留釜なんです。
御神木と旧本殿跡地
左から椎の木の御神木、そして御神木の後ろにある旧本殿跡地です。
彌彦神社の御祭神である天香山命が椎の杖をここに差し、
と命じたところ、現在のような大木になったそうです。
明治45年3月の大火の際にも幹以外は燃えてしまったそうですが、また新しい芽が出てきて元通りになったとか。
ほひょ
斎館・舞殿・楽舎
斎館です。
こちらは神事に携わる前に神職が心身を清める場所、と聞いております。
そして手前から舞殿、奥が楽舎です。
舞殿では4月18日になると太々神楽が舞われるそうです。
彌彦神社でとんでもないことが起こってた!
実はここ彌彦神社は過去に大規模の群集事故が発生した場所でもあります。
彌彦神社事件です。
二年参りにおいて紅白の福餅まきに約3万人が殺到し、将棋倒しになって124人が犠牲になるという痛ましい事件が1956年に起こりました。
それ以来福餅まきは行われておりません。
ほひょ
最後に:彌彦神社参拝はじっくりと
彌彦神社、参拝だけじゃもったいないってことがわかってもらえたと思います。
また境内には在来種の鶏がおり、鹿苑には鹿もいて、また春には桜苑と見所は他にもたくさんあります。
11月1日から24日まで行われる弥彦菊まつりも有名ですね。
彌彦神社【菊まつり】に行こう!菊の出品数と品目は全国随一の規模!そうそう、花より団子というなら彌彦神社の一の鳥居の前の多くの旅館や土産店に行ってみましょう。
ここに来てこんにゃくや饅頭などを食べるのも楽しいです。
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