茅葺屋根がひときわ目立つ豪農の館「目黒邸」。
その内部は新潟県にある他の豪農の館に比べるとちょっと小さいかな。
嫁
ただ隣接する民俗文化財館や目黒邸資料館の見学も含めると調度良い大きさとも言えます。
そんな、目黒邸内部の見どころの紹介です。
2020年2月
新潟県魚沼市
Contents
目黒邸までのアクセスと基本情報
関越自動車道小出ICより20分程度とアクセスは良好。
営業時間 | 9時~16時 |
休館日 | 年末年始 |
入場料 | 大人300円 小人100円 |
電話番号 | 025-797-3220 |
ホームページ | 重要文化財目黒邸 |
目黒邸と言えば茅葺屋根と囲炉裏だけど…
館内に入って最初に見るのがこの囲炉裏。
寒い時期なら靴を脱いでここで暖を取り、それから中に入りましょう。
そして先ほどの囲炉裏がある場所よりも一段高い場所にあるこの茶の間、ここからが目黒邸の居住空間になります。
では目黒邸の見どころをご覧下さい。
目黒邸館内の見どころ
ガラス張りになっているのはこれくらい。
後はひたすら家の中を見る、という行程です。
神棚の幣束
目黒邸の茶の間と広間には計3つの神棚があります。
こちらと…
この2つ。
これらの人の形をした幣束が珍しいものなのだそうです。
多くの神様が祀られている神棚にはこのように2つの幣束があるだけですが…
天照大御神が祀られている神棚には幣束が1つだけでした。
だからどうした、というお声が聞こえてきそうですが…
ほひょ
日本で100台しか製造されなかったピアノ
こちらは槍の間。
と言ってももちろん槍などありません。
その隣にあるのが「奥の座敷」。
藩のお偉いさんが宿泊した部屋ですが中へ入る事は出来ません。
さらにその隣が共の控えの間の「小座敷」ですが、よく見るとピアノがありますね。
福島ピアノというらしく、当時100台しか作られなかったうちの1台だとか。
音は鳴りません(;^ω^)
嫁
ちなみにこの寝間も柵で中に入る事は叶わず、致し方ないことでしょうがちょっぴり残念。
各地の銘木を用いた「椽亭」
こちらも間近で見ることが出来ませんが…
この床の間(1段高いところ)の床板は栃の木の1枚板で、さらに床板の切断面を隠す床框は黒柿を用いているのだそう。
分かる人が見ると「ぬぅ…」とうなる一品だそうです。
嫁
…私にはわかりません(;^ω^)
大河ドラマ「天地人」と映画「蔵」のロケ地
茅葺屋根だからでしょうか、直江兼続が主人公の大河ドラマ「天地人」のロケ地に目黒邸が選ばれました。
嫁
それよりもここ目黒邸は映画「蔵」のロケ地として有名かな。
松方弘樹と浅野ゆう子のポスターが飾られてました。
なお「蔵」はテレビ版もありまして、そのロケ地は同じ新潟県にある豪農の館「渡邉邸」が舞台です。
豪農の館【渡邉邸】必見!石置木羽葺屋根(いしおきこばぶきやね)大正11年の配電盤
目黒家では大正2年の当時から屋内を全部電化していたというから驚きです。
ほひょ
雨漏り
よもやと思いスタッフの方に聞いたところ、
「雨漏りしているんです(笑)」
ほひょ
最後に:稀に未公開エリアも見学可能
目黒邸は他の豪農の館に比べて館内は意外とあっけなく見終わります。
2階が未公開ですし1階部分もさほど広くはありませんから。
ただ、時と場合によっては見学が可能になる場合もあるそうで、イベント等を狙って行くのもいいかもしれませんね。
それから館内を詳しく説明してくれるボランティアもいらっしゃいます!
ほひょ