船の模型好きにはたまらないっ!
そんな神社が新潟市中心部にあるのをご存知でしょうか?
その名も金刀比羅神社。
え?香川県じゃないの?
ほひょ
新潟市のこんぴら通りにある神社なのです。
2007年7月22日
新潟県新潟市
コンピラさまこと金刀比羅神社
コンピラさまとして親しまれているこの金刀比羅神社は、新潟市中央区のこんぴら通り商店街の入口に鎮座しています。
MEMO
香川県金刀比羅宮の御祭神が分霊されたいわゆる勧請型神社ですね。
もとは古町十一番町にあったそうですが、明治2年に現在地に遷りました。
ちなみに狛犬の下にさらに小さな狛犬もあったので、その理由を神社の人に尋ねました。
わからないですねぇ…
とのことでした。
ほひょ
こういうのって神社の方でもわからないんですね。
そしてすみません、かなり恐れ多いことを申し上げますがここは、
拝殿よりも境内にある収蔵庫に注目ですよ!
さぁその注目の収蔵庫とは?
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金刀比羅神社奉納模型和船は必見!
収蔵庫は拝殿脇にある玄関で見学したい旨を伝えましょう。
MEMO
この収蔵庫は普段鍵がかかっています。いいですよ~どうぞ~
と、快く見学させていただきました。
じゃーん、金刀比羅神社奉納模型和船(北前船)です。
北前船とは?
江戸から明治にかけて、北陸・関西・北海道を往復運航した和船のことです。そしてこれらの模型和船は、新潟町の海運業者・船主・船頭たちが、海上安全祈願の為に奉納した持ち船の模型だそうです。
1852(嘉永5)年から1891(明治24)年にかけて28点の北前船が奉納されました。
模型は細部まで精巧で、船腹や船底には奉納年月日・船名・奉納者名が記されています。
以前は帆柱をたたんで拝殿天井に吊るされていたそうですが、現在はこうして境内の収蔵庫にあります。
吊るされているのも見たかった…。
模型和船の中で最も古いものが住吉丸です。
また模型和船の中に帆が二つあるものがありますが、帆を複数使う西洋型船の影響であろうと言われてます。
ほひょ
これは比較的新しいものであることがわかるそうです。
金刀比羅神社の御祭神
- 大物主大神
- 船玉大神
金運をお授けになる神として、また海上安全の守護神として信仰されています。