米どころ新潟県には多くの豪農の館がありますが…
豪雪地帯にある豪農といえば1797年に建てられた、魚沼市にある国指定重要文化財「目黒邸」ですね。
嫁
最近は暖冬ですけども、普通は冬にもなれば3メートルもの豪雪ですから(;^ω^)
そして過去には映画「蔵」のロケ地になったりと、雪国新潟県を象徴する豪農の館「目黒邸」の概要をご覧ください。
目黒邸までのアクセスと基本情報
関越自動車道小出ICより20分程度とアクセスは良好。
営業時間 | 9時~16時 |
休館日 | 年末年始 |
入場料 | 大人300円 小人100円 |
電話番号 | 025-797-3220 |
ホームページ | 重要文化財目黒邸 |
目黒家の歴史:武士の血をひく豪農
簡単に目黒家の歴史をおさらいしましょう。
豪農といっても目黒家はかつて戦国大名の会津蘆名氏に仕えていたそうで、いわゆる武士の血をひく豪農でした。
ほひょ
それが1590年(徳川幕府成立前)にこの魚沼の地に定住したそうです。
そして江戸時代には糸魚川藩魚沼領23の村の大庄屋にまで出世します。
その後の目黒家当主は明治時代に入ると県会議員・衆議院議員などを務め、この地域の交通・教育・産業等の近代化を推進したのです。
嫁
茅葺屋根が特徴の目黒邸
目黒邸と言えば先ほどからこれでもかと見せつけてますがやはり茅葺屋根ですね。
そして正面入口上にある三角形の千鳥破風、これが目黒邸のシンボルです。
嫁
なお目黒邸の茅葺屋根や千鳥破風、そしてそれらに深く関係する館内の囲炉裏について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧下さいませ。
豪農の館【目黒邸】茅葺屋根と囲炉裏の意外な関係性
目黒邸館内の様子
外見ばかり見てないで中も見てみましょう。
目黒邸の表の中門から中に入るとこの土間に通じており…
この囲炉裏があります。
ここからは靴を脱いで中に入り、館内の中を見学します。
そして館内の広さは、他の新潟県に点在する豪農の館に比べるとそれほどでもありません。
加えてこのように柵がしてある部屋が多いというのも目黒邸の特徴です。
それからこの大正時代の配電盤も珍しいですね。
当時から屋内を全部電化していたというから驚きです。
新潟県魚沼市の重要文化財「目黒邸」館内の見どころについて
映画「蔵」のロケ地に使われた
なお目黒邸は映画「蔵」のロケ地でもあります。
嫁
そうそう、テレビ版の「蔵」は同じ新潟県関川村にある豪農の館渡邉邸です。
豪農の館【渡邉邸】必見!石置木羽葺屋根(いしおきこばぶきやね)
最後に:目黒邸を見たら他の豪農の館にも行きたくなる
新潟県のほぼ中央に位置するこの目黒邸、豪雪地帯だけあってスキー場も近くにあり、スキーのついでに寄ってみるのもよいかもしれません。
そしてここを見た後は…
そう感じてくれれば嬉しいなと感じます。
ほひょ
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目黒家は第五十代桓武天皇の血筋の桓武平氏の末裔です。
コメント感謝です(*^-^*)
目黒家の方でありましたか!
そこまでの血筋とは存じ上げませんでした。
目黒邸には10年以上前に行ったきり。
また近々訪れてみたいと思います。
近くの佐藤邸だったと思うのですが、あそこは前に行こうとしたら休館だった気がします。
是非行ってみたいです。
ありがとうございました。