- 富岡製糸場ってどうして世界遺産になったの?
- 行く前に富岡製糸場についてザックリと予習しておきたい。
「行ってからのお楽しみ」という考え方もありますが、事前にどこが見どころなのか知っておくとより富岡製糸場の見学が楽しくなるはず。
ほひょ
Contents
【富岡製糸場】はどうして世界遺産なの?

こんな人も少なくないかと思います。
まずは日本の明治維新後の製糸業の発展に注目しましょう。
- フランスから製糸業の技術を導入
- 技術革新により生糸が大量生産・世界一の生糸輸出国となる
- 世界的な絹の大衆化に貢献した
絹ってそれまでは限られた生産量しかなく、お金持ちなどの特権階級の人しか身に着けられなかったんですね。
それが一般の人にも手が届くものになり、世界の服飾文化に大きな影響を与えたのです。
つまり富岡製糸場は、生糸の大量生産を可能にした【技術革新】と世界との【技術交流】が行われた代表的な場所、ということが評価されたのですね。
嫁
【富岡製糸場】じっくり見たいところ

富岡製糸場の敷地面積は東京ドームの約1.15倍。
その敷地内に多くの建物があるわけですが、中に入ることが出来る建物は2箇所のみです。
つまりその2つがじっくり見るべき場所でもあります。
国宝【東置繭所(ひがしおきまゆじょ)】

富岡製糸場を代表する建物で、繭(まゆ)の倉庫ですね。
正面入口から見えるのでこれだけが富岡製糸場と思っている人も多いと思います。

さて東置繭所の中に入ってみましょう。
富岡製糸場の歴史を学べる場所でもありとてもお勉強になります。
またこの奥には所要時間20分の富岡製糸場の紹介映像も放送されてました。

場内唯一の売店もあります。
製糸場というだけあって絹製品が多かったかな。

それからこの「フランス積み」と言われるレンガにも注目です。
詳しいことはこの東置繭所で知ることが出来ますよ♪

なお2階にも登ることが出来ますが、「昔はここに繭がたくさんあったんだね」程度かな。
ほひょ
それからこの写真だけではこの東置繭所が国宝だなんてちょっと信じられないですね。
国宝【繰糸所(そうしじょ)】

こちらも富岡製糸場を代表する建物です。

見どころは建物の中に柱がないというところですね。
「トラス構造」という西洋の建築技術を用いることで、柱のない大空間を演出してます。
嫁

自動繰糸機(そうしき)もこうして見ることが出来ます。
もちろん触ってはいけませんよ。
【富岡製糸場】サッと見るところ
基本的には中には入れず外から見るだけの場所です。
国宝【西置繭所(にしおきまゆじょ)】

造りは東置繭所と全く同じですが、保存修理工事中であります。

なお見学は2019年3月までですので今回訪れた私達はラッキーだったのかも。

それから工事の見学にはこのヘルメットが貸し出されます。
ほひょ
ではその他にどんなものがあるのかをザックリと紹介します。
富岡製糸場その他の見どころ

復元されたブリュナエンジン。

富岡製糸場のお偉いさんの社宅。

当時水をためていた鉄水溜。

生糸検査の担当をしたフランス人宿舎の検査人館。

日本人工女に繰糸器を使った生糸の作り方を教えるフランス人女性教師のために建てられた女工館。

治療費・薬代を工場側が負担していたという診療所。

全国各地から集まった工女の寄宿舎。

製糸場設立指導者ポール・ブリュナとその家族が暮らした首長館(ブリュナ館)。

なお首長館の中は喫茶店となっており、休憩するにはいい場所です。
【富岡製糸場】はなかなか見ごたえがある

予想外だったのが富岡製糸場が結構な広さだったということ。
ほひょ
小学生にはちと退屈かもしれませんが、歴史に興味があるのなら結構楽しめる場所だと思いました。
なお富岡製糸場へのアクセス・駐車場や見学にかかる時間や費用に関する情報はこちらをどうぞ。
世界遺産【富岡製糸場】の駐車場はどこ?見学に要する時間と費用は?


