新宮熊野神社長床(ながとこ)「等間隔配置44本の円柱が見事な拝殿」

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喜多方市といえばラーメンが有名ですが、その地にとても珍しい国の重要文化財があるのをご存知でしょうか?

その名も新宮熊野神社長床しんぐうくまのじんじゃながとこ

その魅力に迫りましょう!

2012年6月5日
福島県喜多方市

新宮熊野神社「入場料300円を支払う珍しい神社」

普通は神社の参拝って無料ですよね。

ここはちょっと変わってます。

注意
大鳥居脇の受付で入場料300円を支払います。

 

300円払うのか、うーむ…

そう感じてしまう人も無理はありません。

しかし…

 

その代わり境内にある宝物殿に無料で入ることが出来ます。

つまり300円は宝物殿を見学する料金と思えばいいかもですね。

ほひょ

それに様々な重要文化財が見れますよ♪

 

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御神木の大イチョウと長床を一緒に写真におさめよう

左側手前には立派な御神木「大イチョウ」が、そして奥には拝殿の長床ながとこが見えてきました。

大イチョウの樹齢は?
何と800年だそうです。

ほひょ

秋には黄金色に紅葉する大イチョウと長床が絵になりますね。

 

もちろん大イチョウ単独で写真におさめても絵になります。

 

長床「一風変わった拝殿です」

長床という名前ですが、この建物は拝殿です。

少林寺拳法の稽古でもしてそうな雰囲気ですが…

 

娘は恐れ多くも拝殿の中で散々走り回っておりました。

そしてそれに付き合ってしまう愚か者の我が妻。

荘厳なこの長床も、子供にとってはただの遊び場と化してしまいます(←いや駄目だろ)

ほひょ

それにしても円柱が結構ボロボロなのが気がかりでした。

 

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本殿は長床の上のほうにあります

拝殿の長床を抜けると本殿が見えてきます。

本殿は3棟あります。

  • 熊野本宮大社本宮ほんぐう
  • 熊野速玉大社新宮にいみや
  • 熊野那智大社那智なち

 

本殿側から見た長床。

やはりここのメインは本殿よりも長床ですねぇ。

 

長床のマメ知識

知っておいて損はない、新宮熊野神社についてです。

熊野速玉大社新宮と新宮熊野大社?

  • 熊野速玉大社新宮にいみや…熊野三山の一つ
  • 新宮しんぐう熊野神社…この神社がある地名が新宮しんぐうという意味

ほひょ

まぎらわしすぎでしょこれ。

新宮熊野神社っていつ出来たの?

1055年の前九年の役って歴史で習いましたよね。

源頼義みなもとののりよしが陸奥征討にいく時に、武運を祈って紀州熊野から勧請かんじょう創建したのが始まりなのだそうです。

勧請とは?
神さまの分霊を他の地に移して祭ることです。

長床の基本情報

  • 44本の円柱が5列等間隔に並んでる。
  • 壁や扉がなく四方が吹き抜け。
  • 茅葺屋根。

何度も言うけど珍しい建物です。

この長床は江戸時代初期に地震で壊れてしまいましたが、その後すぐに旧材が使われ一回り小さく再建されたのです。

そして昭和後期にも解体修理復元の工事があったみたい。

ほひょ

その割にはボロボロだったんですが。

 

長床へのアクセスと日本三熊野への参拝

日本三大ラーメンの1つ喜多方ラーメンを喜多方市中心部で食べてから参拝するといいでしょう。

なお新宮熊野神社長床は重要文化財ではありますが、日本三熊野の1つではありません

肝心の総本社熊野三山にはまだ参拝しておりませんが、山形にある宮内熊野大社そして軽井沢にある熊野皇大神社の模様はこちらからどうぞ。

宮内熊野大社「山形県にある東北のお伊勢さま」 軽井沢熊野神社(熊野皇大神社)長野と群馬の県境にある珍しい神社

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