という情報を聞きつけ、新潟市の海水浴場に近い場所にある開運稲荷神社にやってきました。
車のナビに従いやってきましたが、いやはや結構な狭い道路でした。
ほひょ
仕方なく神社北東にある西海岸公園の駐車場に車をとめ、そこから狭い階段を下りてようやくたどり着きました。
2018年5月31日
新潟県新潟市
参道両脇のこんこん様が魅力とのことだが…
さていきなりですが、この神社の見どころが見えてきます。
鳥居の左右を御覧ください。
こんこん様です。
ほひょ
- 明治時代初め、出雲(島根)の廻船が米を買うために新潟にやってきた。
- 空船だと安定しないから出雲の石をおもりにして来た。
- そのおもりを狐の像にして神社に奉納したがこのこんこん様。
嫁
その一方で対をなす狛狐はというと…
風化が進行して口の部分が欠けております(汗)。
そのために最近こうして屋根が設けられました。
- 参拝者はこんこん様の両足をなで、その手を額に当ててまじないをかけてご利益をいただこうとしたそう。
- 当時近くにあった遊郭の遊女が好みの客を逃さないようにと、こんこん様の足を麻糸でしばってお祈りしたそうな。
嫁
…終わりです(罰当たりかもしれん)。
境内はかなり年季の入った様子
こんこん様だけ見て帰るのはさすがにまずいです。
ちょっと境内を見てみましょうか。
今にも崩れ落ちそうなかなり年季の入った赤い鳥居が見えてきて…
ここで小さい子どもの声が左から聞こえてきました。
栄保育園が隣接してまして、園児たちで賑やかでした。
もともとは米蔵の守り神だった開運稲荷神社
さてこの神社の歴史について。
むかしむかし新潟市関屋という場所に米蔵があったそうで、この神社はその米蔵の守り神として祀られていました。
ところがその米蔵が新潟市の白山神社付近に移転したことから、この神社も移転して開運稲荷大明神と名を改めたそう。
その後明治に入ると米蔵自体が撤去されます。
そしてこの神社がようやく現在地に移り、
- 大黒様
- 恵比寿様
を一緒に祀るようになったのだとか。
白いキツネが社殿を火事から守った逸話が!
それからこの神社にはこんな伝説があります。
- 明治13年に新潟大火という大火事があった。
- 神社が燃えないよう皆が降り注ぐ火の粉を振り払っていたその時!
- そこに白狐が現れ…
- 白狐はぴょんぴょんと跳ね回り、社殿を守ったとかなんとか。
嫁
あくまでも伝説ですからね。
開運稲荷神社参拝を終えて
うーん、境内は草ボーボーでしたね(汗)。
ほひょ
ただ見どころがほとんどない神社もあるわけでして、それに比べたらまだいいほうです。
それにまたあのこんこん様を見てみたいなって思えてしまう、不思議な神社なのでした。
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