新潟県内にある豪農の館の1つ、関川村にある渡邉邸にやってきました。
ほひょ
建物は国指定重要文化財ですが、それよりも!
屋根に注目してみてください。
2005年12月&2020年2月
新潟県岩船郡関川村
渡邉邸へのアクセス・駐車場と基本情報
日本海東北自動車道荒川胎内ICより15分程度の行程です。
なお渡邉邸の道を挟んで目の前が関川村役場となっておりまして、そこに車を停めましょう。
嫁
開館時間 | 9時~16時 |
休館日 | 年末年始のみ |
入館料 | 大人600円 小中学生250円 |
電話番号 | 0254-64-1002 |
ホームーページ | 渡邉邸 |
渡邉邸の屋根のここが凄い!「石置木羽葺屋根」
重ねて言いますが渡辺じゃなく渡邉邸なんですよね。
ほひょ
それはさておきここの見どころは何といっても屋根!
でもこれだとわかりませんからもう少し遠くで見てみましょう。
屋根に石がたくさん置いてあるのがわかるでしょうか?
石置木羽葺屋根という大変珍しいものなのです。
新潟県ではこの渡邉邸と佐渡の宿根木でしか見ることが出来ないそうです。
そして現存する石置木羽葺屋根の建物の中では日本最大級というのが渡邉邸の凄いところなのです。
石置木羽葺屋根を間近で見てみよう
渡邉邸館内に入ると石置木羽葺屋根に関する資料を見ることが出来ます。
見た感じ「これでホントに大丈夫なの?」という代物ですが(失礼を承知で)…
度重なる地震にもビクともせず一度もこの石が落ちることはなかったそうです。
ということで学生諸君!受験前にはここを訪れてこの「合格祈願石」をなでなでしましょうね。
なおこちらは平成26年12月に終了した「平成の大改修」の際の様子。
ほひょ
それから気になる渡邉邸の石置木羽葺屋根データですが…
- 木羽が22~23万枚
- 石が1万5千個
これだけの数が使われているのには驚きであります。
なおこちらは石置木羽葺屋根で使用する杉板をつくる「木羽剥ぎ」。
残念ながらこの作業が出来る人が関川村にはもう1人しかいないそうです。
最後に:外観を見るだけでも価値がある
新潟と山形を通る国道113号線からすぐの場所にあるので、渡邉邸は外観を見るだけでも価値があります。
もちろん内部も見どころ満載!
平成の大改修を終えた今は(2020年現在)、2階部分も全て見ることが可能です。
ほひょ
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